妊婦さんにおすすめの飲み物と気をつけたほうがいい飲み物、飲んではいけない飲み物について調べてみました。
妊婦さんは赤ちゃんがお腹にいることで様々な身体の変化がおこり、普段以上に水分が必要になります。
妊婦さんは基礎体温も上がり、新陳代謝も活発になって汗もかきやすくなります。
それだけでも普通の人より水分が必要になってくるのに、
つわりで嘔吐するようなことがあるとますます水分が失われてしまいます。
気をつけて水分をとるようにしないと妊婦さんは脱水症になりやすいです。
水分をとることは、妊婦さんによくある便秘などの改善にも効果的だということです。
目次
お水は余分なものが含まれていないので一番安心な飲み物です。
お水は飲んでもいいというより、飲んだ方がいい飲み物です。
お水は1日に2ℓ 飲んだ方がいいとよくいわれますが、実際は体重の約4%が理想だということです。
体重50kgの人で2ℓ ということになります。
食事にも水分が含まれているので、無理に飲むことはないのですが
あくまで目安と考えても1.2~1.5 ℓ くらい必要かと思うと結構な量のお水を飲んだ方がいいようです。
冷たい水だと体が冷えてしまってよくないので、常温のお水の方がいいということです。
私は以前お水が好きではなかったのですが、慣れると美味しくなってきました。
今ではお水が大好きです。
会社で常温のお水を飲んでいると「よく飲めるね!」といわれることもありますが
慣れなのか何なのか、良いものだと思うと好きになれるのかもしれません。
もしちょっと苦手でも、赤ちゃんの為にも常温のお水はこまめに飲みましょう。
温かくしたお白湯もGOODです。
最近は無味の炭酸水を飲むひとも多いようです。
つわりのときなど、すっきりした感じがほしい時にいいかもしれません。
レモンやライムを絞って飲むとさっぱりして美味しいかも。
さっぱりするからといってもお砂糖のたくさん入った炭酸飲料は
糖分の取り過ぎになってしまうので控えなければいけません。
太りすぎや妊娠糖尿病の原因になってしまうので糖分は控えたほうがいいです。
ご存じのとおり、カルシウムが豊富な牛乳。
妊婦さんはカルシウムが不足しがちなので飲んだ方がいい飲み物です。
以前は妊娠中に牛乳や卵などを取り過ぎないようにいわれた時期もあったようですが
今は牛乳を飲まない方がいいという根拠はないということです。
麦茶はミネラルが含まれていて、カフェインが含まれてないので、
妊婦さんにオススメの飲み物だということです。
冷たくして飲みたいところですが、できればやはりあまり冷やさないで飲んだほうがいいようです。
ノンカフェイン、カフェインレス、デカフェなどがありますが
基本的にはノンカフェインはカフェインが全く入っていなくて、
カフェインレス、デカフェはカフェインが少し含まれているということです。
飲む場合は、ノンカフェインと書いてあるものであっても、
完全ノンカフェインかよく表示を確認したほうが安心です。
ノンカフェインであってもその他の成分も気をつけましょう。
カフェインレス、デカフェの飲み物もカフェインがゼロではなく、少し含まれているということです。
表示を確認して、飲み過ぎに注意しましょう。
黒豆コーヒーはカフェインが入っていません。
コーヒーを飲みたいときに代替コーヒーとして飲むとカフェインを摂らなくてすむのでおすすめです。
ただ、ポリフェノールと大豆イソフラボンの取り過ぎに関しては注意が必要です。
大豆イソフラボンは大豆の胚芽に含まれるポリフェノールの一種で
食品からの摂取はほとんど問題ないといわれています。
【関連記事】カフェインレスの黒豆コーヒーの感想~コーヒーの代わりになる?味は?
普通のカフェイン入りコーヒーでカップ1杯に含まれるカフェイン量は約100~150mgとのことです。
紅茶はその半分くらい。
緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、ココアにも紅茶と同じくらいのカフェインが含まれています。
リラック効果が得られるなら一日に1杯くらいのコーヒーは妊婦さんも大丈夫といわれています。
カフェインの取り過ぎに注意しましょう。
糖分の多い炭酸飲料やジュースは糖分の取り過ぎになるので注意が必要です。
果汁100%でも果糖という糖分が入っているので取り過ぎに注意が必要です。
つわりの時、酸っぱいジュースしか飲めないという妊婦さんも多いと思いますが
取り過ぎは体重増加や妊娠糖尿病のもとにもなりますので気をつけましょう。
カフェインが入っていないので妊婦さんにおすすめと思われていたルイボスティーですが
ポリフェノールが多く含まれています。
妊娠中(特に妊娠8ヶ月以降)はポリフェノールの摂り過ぎが良くないことがわかってきたということですので注意が必要です。
ポリフェノールはコーヒー、ココア、緑茶、紅茶などにも含まれています。
カカオの濃いチョコレートも食べ過ぎに気をつけたほうがいいということです。
種類によっては、妊婦さんにとってよくないといわれているものがあります。
カフェインを含むハーブもあるということですし
ハトムギやカモミール、シナモンなど、妊婦さんに注意が必要といわれているハーブもあります。
ハトムギやカモミールは妊娠中の子宮収縮に深く関与しているといわれています。
シナモンの大量使用も赤ちゃんに悪影響を及ぼすという報告があります。
「妊婦さんが飲んでも大丈夫」と明記されているか確認が必要です。
リラックス効果のための少量は大丈夫といわれますが、なるべく避けた方が無難です。
甘酒には酒粕で作られたものと、こうじから作られたものの2種類があるということです。
酒粕で作られた甘酒はアルコールが残っているということなので妊娠さんはNGです。
こうじから作られた甘酒でアルコールが入っていないものは大丈夫ということですが
糖分が多いという点で注意が必要です。
酒税法で、酒類は「アルコール分1度以上の飲料」と定義されていて
ノンアルコール飲料とは、アルコール量が1%未満の飲料です。
ノンアルコールの商品名でも、1%未満のごく少量含んでいるものがあるので、
表示をきちんと確認してアルコールの含まれていないアルコールゼロを選ばなければなりません。
種類にもよりますが、アルコールやカフェインが含まれる物が多くあります。
必ず、表示の確認が必要です。
常識中の常識ですがアルコールは絶対NGです。
アルコールは胎盤を通過して赤ちゃんの血液に直接流れ込んでしまうそうです。
そのため、赤ちゃんの脳や発育に支障をきたしてしまう恐れがあります。
妊娠中すべての期間で、飲酒しても胎児に影響が出ない安全なアルコールの量は明らかになっていません。
常習すると、脳や身体に障害がでる「胎児性アルコール症候群」につながる危険性があります。
妊婦さんは、アルコール、カフェイン、ポリフェノール、糖分など
気をつけなければいけない飲み物がたくさんありました。
アルコールは絶対NGですが、そのほかに注意をしながら少量なら大丈夫な物もたくさんありました。
何が身体に良いのか良くないのか知っておくことはとても大事ですね。
妊婦さんは自分の身体のためにも、赤ちゃんのためにもたっぷりな水分補給が必要です。
こまめな水分補給を心がけて、妊娠期を明るく楽しく過ごしていただきたいです。